お伽噺「桃太郎」はなぜ生まれたのか

  • 文学
なぜ桃から生まれたのか。
なぜ川上から流れてきたのか。
なぜ犬・猿・雉がお供したのか。

知れば知るほどおもしろい 桃太郎研究の新展開。
検証の果てに見えてきた「日本昔話のふるさと」とは――。

日本神話や中世の御伽草子を元にしたと考えられることの多い「桃太郎」の物語だが、現在の形になったのは意外にも江戸時代の前半だ。誰もが知る「ももたろう」のお話はどのようにして生まれたのか、その起源に迫る。
  • 宮川 禎一(みやかわていいち)(著者)
  • 価格(税込)
    2,420円
    体裁
    四六判並製 384頁
    ISBN
    978-4-86624-117-3
    発刊日
    2025/06/24

    目次

    はじめに ―川上から桃の実が流れてきて―
    
    第一章 冒険の物語が始まる
     一、旅の始まり
     二、柳田國男と曲亭馬琴の桃太郎論争  
    第二章 川上から赤ん坊が流れてくる
     一、中国の桃の文化史 ―西王母の桃と西遊記―
     二、川を流れてきた赤ん坊
     三、マンゴーが川上からどんぶらこ
     四、 十七世紀後半の海外文化
    第三章 浦島太郎と桃太郎
     一、浦島太郎の研究
     二、鬼の正体
     三、宝物とは何か?  ―打出の小槌考―
     四、日本一の桃太郎 ―黍団子の謎―
     五、どんぶらこ考
     六、旅の仲間
    第四章 展開する桃太郎のイメージ
     一、岡山県と桃太郎
     二、江戸時代のパロディ本を読んでみる
     三、巌谷小波の「桃太郎」 ―明治を迎えて―
     四、日本児童文学の歴史
     五、お爺さんはなぜ「山へ柴刈り」に?
     六、松下竜一の「絵本」
    第五章 日本昔話の生成
     一、桃太郎の成り立ち
     二、旅の終わりに ―真理への旅はまだまだ続く―
    第六章 桃太郎の作者はいったい誰なのか?
     一、桃太郎の作者は江島其磧か
     二、日本昔話のふるさと
    
    あとがき ―本を読む人―
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    著者紹介

    宮川 禎一(みやかわていいち)
    一九五九年、大分県宇佐市生まれ。元京都国立博物館特任研究員。一九八六年に京都大学大学院文学研究科修士修了。考古学専攻。財団法人辰馬考古資料館学芸員を経て、一九九五年に京都国立博物館考古室技官。二〇二〇年からは同館の特任研究員、二〇二五年に退職。専門は東アジアの考古学。統一新羅時代の陶質土器の研究。東南アジアの銅鼓の研究。平安時代の経塚遺物の研究。あわせて坂本龍馬を含む幕末史の研究など。主要論文は「新羅印花文陶器変遷の画期」(『古文化談叢』第20集〈中〉、一九八九年)、「施文技術からみた西盟型銅鼓の新古」(『学叢』第22号、二〇〇〇年)など。
    著書に『日本の美術407号「陶質土器と須恵器」』(至文堂)、『龍馬を読む愉しさ│再発見の書簡が語るもの』(臨川選書23)、『全書簡現代語訳 坂本龍馬からの手紙』、『「霧島山登山図」は龍馬の絵か?』(以上、教育評論社)、『鳥獣戯画のヒミツ』(淡交社)など。
    京都国立博物館の特別展覧会『龍馬の翔けた時代』展(二〇〇五年)、特別展覧会『藤原道長』展(二〇〇七年)、特別展覧会『没後150年 坂本龍馬』展(二〇一六年)の企画および図録の編集。

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