9月1日の君へ 明日を迎えるためのメッセージ

  • 社会
  • 教育・心理
9月1日は若者の自殺が最も多い日と言われています。
新学期を前に、一人でも多くの命を守るための、自殺予防メッセージ集です。

企画・著 代 麻理子


山田玲司/漫画家
小林康夫/哲学者
石井しこう/『不登校新聞』代表
夏目誠/精神科医・産業医
本川達雄/生物学者
今井紀明/認定NPO 法人D×P 、株式会社SOLIO 代表
安藤寿康/教育心理学・行動遺伝学者



「その世界は異常な世界だ。抜け出した先に違う未来が待っている。そして世界は広い。」


(大関真之さんメッセージコラムより)

学校に行きたくない、家に居場所がないなど、生きるのがつらいと感じる若者に向けて、
漫画家の山田玲司氏、作家の内田樹氏など13人の先輩達が明日を迎えるためのメッセージを送ります。


「これを手にとってくれたあなたは、今とても苦しい状況に置かれているのではないでしょうか。生きたいけど死にたい、死にたいけど生きたい、でも生きたいより死にたい、終わらせたい、明日を迎えたくない、こうした思いばかりが頭に浮かんできて離れない。それはつらく、痛く、とてつもなく大変なことだと思います。それでも生きていてえらい。生きててくれてありがとう、と私は心から感じます。この本では誰も死にたい思いを否定しません。むしろ、「そう感じるあなたはまともだよ」というメッセージばかりです。自分は異常なんじゃないか、そのように考えてしまうのはただの甘えなんじゃないか、こう考えたりこのような状況になっているのは自分の責任だし……、などと思い、苦しくなっているあなたの悩みや痛みが少しでも和らぐようにと願ってつくられています。」(はじめにより)
  • 代 麻理子(だい まりこ)(編著者)
  • 価格(税込)
    1,980円
    体裁
    四六判並製 256頁
    ISBN
    978-4-86624-086-2
    発刊日
    2023/08/22

    目次

    【目次】
    はじめに
    ダメでもいい。社会の「正しさ」から逃げて、仮面を使いながらかわしていく(山田玲司/漫画家)
    「死」という重大な誘惑をどう乗り越えるか(小林康夫/哲学者)
    失敗だらけでも不登校でも、人生が「終わり」ではない(石井しこう/『不登校新聞』代表 )
    あなたの居場所はきちんとあるから生かされている(夏目誠/精神科医・産業医 )
    生物は在りて在らんとするもの。陸で生きているだけでものすごい(本川達雄/生物学者)
    ひとりの力で切り抜けられる状況ではない。頼れることが「自立」(今井紀明/認定NPO 法人D×P 、株式会社SOLIO 代表)
    孤独を感じるのには生物学的な理由がある。0.1%の遺伝子の違い (安藤寿康/教育心理学・行動遺伝学者)
    最後に:大切なあなたが生きていてくれることで(代麻理子)
    
    【メッセージコラム】
    孤独な勇者(大関真之/東北大学大学院教授)
    自愛について(吉岡洋/美学者)
    自殺したい気持を乗り越える(橋爪大三郎/社会学者、東京工業大学名誉教授)
    自助グループのすゝめ(横道誠/京都府立大学准教授、自助グループ主宰)
    自殺しないために(内田樹/思想家、武道家)
    死んだ人、生きた人、すべてを受け容れる(加藤有希子/埼玉大学准教授)
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    著者紹介

    代 麻理子(だい まりこ)
    企画・著

    1985年、神奈川県川崎市生まれ。You Tube『未来に残したい授業』チャンネル主宰。
    慶應義塾大学法学部法律学科卒業。法律事務所での秘書勤務ののち、専業主婦を経てライターとして活動。現在、高等教育を望むすべての人に届けられるよう奮闘中。小・中学生の3児の母。
    現在、You Tube『未来に残したい授業』チャンネルのほか、フリーランスとして書籍の企画・編集、公立小学校での放課後寺小屋指導員、東京中延にある「隣町珈琲」の「街場の大学」イベントなどで活動中。

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