学校教育を問うための教育原理 中学・高校教師を目指す人のために

  • 教育・心理
中学・高校の教師を目指す学生に必読の教職入門書。小学校の事例を取り上げるものが多い中、中等教育向けに議論を構成している。
大学で「教育」を学ぶうえでの基礎知識、こどもをどのように捉えるべきか、学校教育は生徒の「何を」育成すべきかなど、歴史や基礎知識もわかりやすく解説する。

また、もう一つの特徴が本書の章配置である。本書は、教育にかんする具体的な問題から出発し、具体的な事項から抽象的な事項へと展開する。多くの教科書は「基礎から発展・応用的な内容へ」という構成で書かれているが、「基礎」と呼ばれるものへ行けば行くほど抽象度が増し、具体的な教育的営為へと結びつきづらくなる。具体的な事例や問題から入ることで、様々な哲学的・思想史的な議論を、常に現実の教育的営為を念頭に置きながら理解・議論することを目的としている。
  • 原 圭寛(はら よしひろ)(著者)
  • 価格(税込)
    2,640円
    体裁
    A5並製 160頁
    ISBN
    978-4-86624-131-9
    発刊日
    2026/04/03

    目次

     序章 教育原理を学び始めるにあたって
    
    第1部 大学で「教育」を学ぶうえでの基礎知識
     第1章 学校制度・教員養成制度
     第2章 高校までと大学との違い
    
    第2部 こどもの捉え方と教え方
     第3章 こどもをどのように捉えるべきか
    第4章 学びの媒体をどのように選ぶか
     第5章 学校教育は生徒の「何を」育成すべきか
     第6章 過度に計画的な教育にはどのような陥穽があるのか
     
    第3部 公教育制度の形成とその原理的諸問題
    第7章 学校における「平等」をどのように捉えるべきか
      第8章 知識のための学校か、国家のための学校か
      第9章 教育が抱える矛盾
      第10章 現代日本の公教育の諸問題
      
      終章 改めて中学・高校教師を目指すにあたって
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    著者紹介

    原 圭寛(はら よしひろ)
    1987年生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学大学院社会学研究科を満期退学後、同大学より博士(教育学)の学位授与。昭和音楽大学・昭和音楽大学短期大学部教職課程専任講師。専門はアメリカ高等教育カリキュラム史、特に19世紀中のカレッジが有する中等教育的な側面に着目して研究を行っている。「1860-70年代アメリカの研究大学における学士課程の編成」(『日本の教育史学』第61集、2018年)にて第8回教育史学会研究奨励賞を受賞したほか、訳書として、ガイガー・R・L著『アメリカ高等教育史』(東信堂、2023年、共訳)及び同著『第二次世界大戦後のアメリカ高等教育』(東信堂、2025年、共訳)を刊行している。

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