ヨーロッパ史のなかのアルザス 中近世の重層的な地域秩序から
中近世史から考えるアルザスの“今”
近代の独仏対立のなかで四度帰属が変更されたアルザス地域は、現在アルザス欧州自治体を組織し、ライン上流域・フランス・ヨーロッパの三層構造のなかに居場所を見出しつつある。本書はこうした変化のなかにあるアルザスを、長い時間軸と広い空間軸のなかで、とくに中世のライン上流域ならびに近世の神聖ローマ帝国とフランス王国の境界域におけるネットワーク的・重層的な政治秩序に注目して紐解いていく一冊である。
- 価格(税込)
- 3,520円
- 体裁
- A5判上製 256頁
- ISBN
- 978-4-86624-095-4
- 発刊日
- 2024/02/21
目次
【目次】 第1章 ライン川を取り巻く自然と人間 第2章 中世ライン上流域とエルザス 第3章 近世ドイツ帝国とフランス王国の境界域 第4章 近代国民国家の周縁 第5章 現代アルザスとその行方もっと見る閉じる
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