グリューネヴァルト〈イーゼンハイム祭壇画〉への誘い ドイツ美術の至宝とその画家の生涯

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病気平癒と救済への祈り――




不治の病であった「聖アントニウスの火」の治療を専門とする修道院に設置されていた〈イーゼンハイム祭壇画〉。
多翼祭壇画の9つの面には、それぞれどのような意味が込められているのか。血を流す小羊、神殿の中で戴冠される少女、両手を広げ聖痕を見せるキリストなど、パネルごとに図像解釈を詳説する。
また、謎多き画家グリューネヴァルトの画業と生涯についても、最新の研究を交えて考察。その足跡を辿る。
  • 大杉 千尋(おおすぎ ちひろ)(著者)
  • 価格(税込)
    5,170円
    体裁
    A5判上製 312頁
    ISBN
    978-4-86624-085-5
    発刊日
    2023/08/10

    目次

    【第Ⅰ部】
    第1章〈イーゼンハイム祭壇画〉をめぐる諸状況
    第2章〈イーゼンハイム祭壇画〉 第一面
    第3章〈イーゼンハイム祭壇画〉 第二面
    第4章〈イーゼンハイム祭壇画〉 第三面
    
    【第Ⅱ部】
    第5章 グリューネヴァルトの生涯と作品
    第6章 グリューネヴァルトの「再発見」と受容
    附録①:グリューネヴァルトの素描
    附録②:グリューネヴァルトの遺産目録
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    著者紹介

    大杉 千尋(おおすぎ ちひろ)
    1986年、神戸市生まれ。神戸大学文学部卒業。トリーア大学美術史学部留学などを経て、神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、鎌倉女子大学非常勤講師、日本大学芸術研究所研究員。専門は16、17世紀のドイツ美術史。
    主な論文に「『実物に倣って』描く : ザントラルトによるヴァランタン・ド・ブーローニュ評」(『美術史論集』2021年)、「〈イーゼンハイム祭壇画〉研究」(博士論文、2018年)、「〈イーゼンハイム祭壇画〉《キリスト復活》に関する一考察 : 「オランス型」キリストの機能をめぐって」(『美術史』2012年)など。共著に近世美術研究会編『イメージ制作の場と環境―西洋近世・近代美術史における図像学と美術理論』(中央公論美術出版、2018年)。

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