笑え! ドイツ民主共和国 東ドイツ・ジョークでわかる歴史と日常

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監視国家東ドイツは、ジョーク大国だった⁉


人びとの間で密かに共有された“笑い”から、東ドイツ社会を解剖!
ドイツ語原文&単語解説付きで語学学習もできる!
図版資料およそ200点と、図録的にも楽しい一冊。


【本書掲載ジョーク例①】
ホーネッカー書記長「私にはとてもすばらしい趣味があるんだ。それは私に対するジョークを集めることさ!」
秘密警察長官「それは奇遇ですね。私も全く似たような趣味を持っています。あなたに対するジョークを口にする人々を集めることです!」



【本書掲載ジョーク例②】
ちょっと想像してみてくれ。レーニン、スターリンそしてホーネッカーがシベリア横断鉄道に乗り合わせている。そこで突然、線路が途切れている。彼らはどうすると思う?

レーニンなら、後ろの線路を取り外して前に設置していくだろう。そうすると列車はさらに走れるだろうから。
スターリンなら、機関士と車掌を即射殺するだろう。
ホーネッカーなら、こう言うだろう。「全同志よ、直ちに下車して鉄道を揺らすのだ。そうすれば、ほかの乗客はまだ鉄道が走っていると思い込む」。
  • 伸井 太一(のびい たいち)(著者)
  • 鎌田タベア(かまだ たべあ)(著者)
  • 価格(税込)
    1,980円
    体裁
    A5判並製 224頁
    ISBN
    978-4-86624-065-7
    発刊日
    2022/11/25

    目次

    第1章 ジョークで知る東ドイツ概観の快感(ベルリンの壁、社会主義…)
    第2章 政治ジョーク、あるいは苦情(ピーク、ウルブリヒト、ホーネッカー…)
    第3章 お役人への常套句ジョーク(シュタージ、人民警察、人民軍…)
    第4章 生活ジョーク:ソーシャリ「住む」(モノ不足、テレビ、トラバント、労働者…)
    第5章 インターナショナル・ジョーク(ソ連、西ドイツ、日本…)
    第6章 どす黒く赤いジョーク(ピューレ、トイレットペーパー、カフェー・ミックス…)
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    著者紹介

    伸井 太一(のびい たいち)
    ドイツ製品文化・サブカルライター。東京大学大学院、ポツダム大学とハレ大学(ともに旧東ドイツ)などを経て、現在は東京の某女子大学でドイツ現代史の教育・研究に従事。
    ライターとしての著書に『ニセドイツ〈1〉~〈3〉』(社会評論社)、『創作者のためのドイツ語ネーミング辞典』(ホビージャパン)、編著に『第二帝国〈上〉・〈下〉』(パブリブ)など。
    本名(柳原伸洋)としては、共編著に『ドイツ文化事典』(丸善出版)、『教養のドイツ現代史』(ミネルヴァ書房)などがある。
    鎌田タベア(かまだ たべあ)
    東ベルリン生まれ。フンボルト大学で日本学を専攻、東海大学に1年間留学。その後、公益財団法人日独協会職員など、約10年にわたり日本に滞在。その間、NHKラジオ「まいにちドイツ語」にも出演。現在はベルリンでフリーランス翻訳者として活躍中。
    伸井太一氏(柳原伸洋名義)との共著に、『日本人が知りたいドイツ人の当たり前』(三修社)がある。

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