知と情意の政治学

  • 社会

私たちを動かしているのは、理性か? それとも、感情か?


現代の政治における理性的な振る舞いや感情的な衝動との関係をどのように理解すればよいのか。中世ヨーロッパにおける道徳や神の問題を引き寄せながら、混迷する現代へのヒントを探る!
  • 堀内 進之介(ほりうち しんのすけ)(著者)
  • 価格(税込)
    2,200円
    体裁
    四六判 並製 223頁
    ISBN
    978-4-905706-99-1
    発刊日
    2016/03/30

    目次

    ある人は、原発問題では専門家に任せてはダメだと言いながら、安保法制では専門家の意見を聞くべきだと言っている。政治家は、秘密保護法の際には、「さすがは専門家」と言っていたのに、安保法制では、「専門家の意見は重要ではなく、民意はわれわれが担っている」と言う。その時々の自分の都合で「感情的」であるとか、「理性的」であると言っては、褒めたり貶めたりしている。どうして、そんなことになるのか。……(「序章 みんなの民主主義」より)
    
    序 章 みんなの民主主義
    
    第I部 不完全な人間
    第一章 「神の国」から「人間の国」へ
    第二章 不完全な人間の理性(主知主義)
    第三章 不完全な人間への命令(主意主義)
    補論1―不完全な世界で
    
    第II部 人間の完全性
    第四章 完全論
    第五章 動機としての感情
    補論2―政治的・道徳的無関心
    補論3―民主主義と親密圏
    
    終 章 再び宗教化する社会―ヴェーバーとは違ったやり方で
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    著者紹介

    堀内 進之介(ほりうち しんのすけ)
    1977年生まれ。青山学院大学大学院非常勤講師、現代位相研究所・首席研究員ほか。
    専門は政治社会学・批判的社会理論。
    共著に、『人生を危険にさらせ! 』(幻冬舎)、『悪という希望―「生そのもの」のための政治社会学』(教育評論社)、『統治・自律・民主主義−パターナリズムの政治社会学』(NTT出版)、『政治の発見6―伝える:コミュニケーションと伝統の政治学』(風行社)、『本当にわかる社会学』(日本実業出版)、『システムの社会理論』(勁草書房)、『ブリッジブック社会学』(信山社)、『幸福論―共生の不可能と不可避について』(NHKブックス)、などがある。
    単著として、感情の動員をテーマに集英社新書より近刊予定。

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