ルートヴィヒ2世の食卓 メルヘン王に仕えた宮廷料理人の記憶

  • 歴史

バイエルンのメルヘン王は何を食べていたのか



ノイシュヴァンシュタイン城をはじめ壮麗な城を築いたことで知られるバイエルン国王ルートヴィヒ2世。フランス文化を愛し、空想の中でルイ14世やルイ15世の恋人たちと食卓を囲んだという王は、どんなものを食べていたのか。真夜中の正餐、ヴァーグナーの世界を再現した人工洞窟での食事、謎の死を遂げた日の献立など、料理人ヒアナイスが宮廷厨房から目にした王の思い出を綴る。
  • テオドア・ヒアナイス(ておどあ ひあないす)(著者)
  • 森本 智子(もりもと ともこ)(訳者)
  • 価格(税込)
    2,200円
    体裁
    A5判並製 208頁
    ISBN
    978-4-86624-098-5
    発刊日
    2024/03/19

    目次

    宮廷入り、王、宮廷厨房、オルゴール、山への小旅行、リンダーホーフ城、王の好物、ホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城、ヘレンキームゼー城にて、フェルンシュタインにて、国家委員会、深刻な事態、ご病気のオットー王の金の器、1886年6月13日、「うまいこと騙さねば」、新たな主人、皇帝に仕えて、別れ
    
    〈コラム〉
    バイエルンの宮廷組織と王室御用達、宮廷厨房で使われた食材たち、シャッヘン山のトルコ風宮殿の食卓、「詩的逃避地」リンダーホーフ城の食卓、ルートヴィヒ2世の愛したワイン、父なる城ホーエンシュヴァンガウ城の食卓、快適な逃避地としてのノイシュヴァンシュタイン城、「栄誉の神殿」ヘレンキームゼー城の食卓、ヘヒテンクラウトとイチジクコーヒー、最後の晩餐の地ベルク城の食卓、プロイセンの宮廷厨房
    
    [解題:ルートヴィヒ2世の「世界」の背景]
    【附録:ルートヴィヒ2世のある日のメニュー】
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    著者紹介

    テオドア・ヒアナイス(ておどあ ひあないす)
    1868年ミュンヘン生まれ。14歳で料理人見習いとして宮廷厨房に入り、ルートヴィヒ2世の料理人を務める。王の死後ベルリンに移り、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の宮廷厨房で勤務。1901年よりミュンヘンにてワイン商をかねた高級食材店を経営。1953年に回顧録 Der König speist: Erinnerungen aus der Hofküche König Ludwigs II. von Bayern を出版。同年に84歳で死去。
    森本 智子(もりもと ともこ)
    ドイツで11年間生活。 帰国後、ドイツ農産物振興会日本事務所に勤務。 2010年に独立し、現在にいたるまでドイツの食品・食文化を普及するための活動に従事。2011年にはドイツ、ドゥーメンスアカデミーにて日本人初のビアソムリエ資格を取得。 著書に『フォトエッセイとイラストで楽しむちいさなカタコト*ドイツ語ノート』(国際語学社)、『ドイツパン大全』『ドイツ菓子図鑑』(誠文堂新光社)。訳書に『ビア・マーグス』(共訳、サウザンブックス社)。

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