発達界隈通信 ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます
この世界はなんて生きづらいのか――
ぼくは❝地球外知的生命体❞なのか――
「発達界隈」――それは、Twitterなどのデジタル空間と、発達障害者の自助グループや当事者研究会など現実のコミュニティの全体を指します。
発達障害は、ADHD(注意欠陥・多動)、ASD(自閉症スペクトラム)、SLD(限局性学習症)など、生まれつき脳機能の発達に偏りがある障害で、落ち着きがない、不注意などの特性から生きづらさを抱えている人が多くいます。
本書は、ドイツ文学者で、40歳のときにASDとADHDを診断された当事者でもある横道さんが、発達界隈の仲間27人にインタビューをした人気連載を一冊にまとめました。発達障害といっても、様々な特性があり、一括りできるものではありません。学校生活での遅刻や忘れ物の数々、人間関係のトラブル、アルバイトでの失敗、当事者のライフハック、自助グループでの救いなど、、、、、発達の凸凹がある、27人のリアルな姿が描かれています。
著者は言います。「そのなまなましい実像が、みなさんの心のなかになんらかの反響を呼びおこすことを願っています」(「はじめに」より)
- 価格(税込)
- 1,980円
- 体裁
- 四六判並製 288頁
- ISBN
- 978-4-86624-062-6
- 発刊日
- 2022/06/21
目次
◎「発達障害だから自分の人生はダメだって、ぼくらが思わせちゃいけないなと思っています」(ADHD、パニック障害)) ◎「私の体のしんどさを正しく心配しているのは私だけだ」(ASD、双極性障害Ⅱ) ◎「苦しい思いをしている人に「甘え」、「努力不足」と、 原因を求めてしまったら、つらくなってしまう」(ADHD、ASD) ◎「自分たちは犯罪者じゃないんだから隠れなくてもいい」(ADHD) ◎「頭がふわふわしている感じです」(未診断) ◎「当事者はみんな現実の社会で傷ついて苦労し、結果、この界隈に辿りついています」(ADHD) ◎「自分の一部にある子どものようなところを許すと、とても楽になりました」(検査中)……もっと見る閉じる
著者紹介
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